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なぜ高校新卒に「社会人基礎力」が求められるのか
2025/07/02採用ノウハウ


ー若手育成のカギは基礎力にありー
近年、高校新卒者の採用において「社会人基礎力」が重視される傾向が高まっています。
これは、単なるスキルや学力では測れない、社会で働くための土台となる力を見極めようという動きです。 高校新卒者は社会経験が浅く、即戦力としてはまだ発展途中ですが、だからこそ伸びしろを支える基礎力が重要になります。

■社会人基礎力とは何か?
「社会人基礎力」は、以下の3つの能力から構成されています。
・前に踏み出す力(アクション):一歩踏み出す、失敗を恐れず挑戦する力
・考え抜く力(シンキング):課題を発見し、深く考え、論理的に解決しようとする力
・チームで働く力(チームワーク):多様な人々と協力し、役割を果たしながら目的を達成する力
これらは、業種や職種に関わらず、どの現場でも共通して求められる仕事の土台です。
特に、高校新卒者のように実務経験がない若年層にとって、この基礎力こそが職場適応の鍵になります。

■なぜ企業は社会人基礎力を重視するのか?
1.「育てやすさ」が採用のポイントに
高校新卒者に対しては、即戦力よりも将来的な成長力が重視されます。社会人基礎力が備わっていれば、職場への適応やスキルの習得がスムーズになり、育成コストに対するリターンも高まります。
2.早期離職の防止に直結
職場に馴染めず短期間で退職してしまうケースは、基礎的なコミュニケーション力や働く姿勢の不足が原因となることが多いです。社会人基礎力を備えた人材は、定着率も高くなる傾向があります。
3.教育・研修の効果を高める
基礎力があることで、OJTや社内研修の効果も向上します。たとえば「素直に話を聞ける」
「自分で考えて動ける」人材は、成長スピードも速く、教育の手間が大幅に軽減されます。

■採用と育成の現場で求められる視点
最近では、多くの企業が高校生向けのインターンシップや職場体験を通じて、挨拶・時間管理・報連相といった基本的な行動特性を観察し、採用時の重要な評価軸としています。
また、入社後も社会人基礎力の向上を目指した研修やメンター制度を導入するなど、若手が成長感を持てる仕組みづくりが進んでいます。
まとめ
ー伸びる若手を育てる土台を見極めるー
高校新卒者の採用は、企業にとって未来への投資です。将来有望な若手を育てるには、技術や知識よりもまず、社会で働く姿勢や人と関わり方といった基礎力の有無がカギをに握ります。
社会人基礎力を重視することは、単なる採用の成功だけでなく、組織全体の生産性と成長力の底上げにもつながります。

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