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2025年最新版!高卒採用についてまとめました!

2025/06/11採用ノウハウ

2025年最新版!高卒採用についてまとめました!

~制度を知れば、採用はもっと上手くいく~
中小企業をはじめ、多くの企業が人材確保に悩む今。
注目されているのが「高卒採用」です。特に、ハローワークを通じた採用ルートは、制度として整備されており、毎年全国で多くの採用が行われています。
ただし、高卒採用は大学生の採用とは全く違う”ルール”と”流れ”が存在します。
その違いを理解し、準備をしっかり行うことで、採用の成果は大きく変わります。

■なぜ今、高卒採用なのか?
大学進学率の上昇により高卒人材の母数は縮小していますが、その一方で高卒採用には以下のようなメリットがあります。

・地域密着型の人材確保:地元志向が強く、長期的な定着が見込める
・育成前提の人材育成:企業文化への適応力が高く、将来的な戦略として育てやすい
・採用ブランディングへの寄与:学校や地域との関係性構築による社会的信頼の獲得

もはや“人手が足りないから高卒を採る”という消極的な選択ではなく、“将来の中核人材を育てる”という前向きな戦略が求められています。


■高卒採用は”独自ルール”で動いている
高卒採用では、学校推薦を原則とする「ルール型採用」となっており、以下のような流れで進行します。

時期主なステップ
6月1日ハローワークへ求人申込開始
7月1日求人票の学校公開/配布開始
7月中旬~8月応募前職場見学(ミスマッチ防止に重要)
9月5日応募書類の学校からの提出開始
9月16日採用選考開始/内定通知可能
10月以降二次募集(充足していない求人の再募集)

このプロセスで最も重要なのは、「計画性」「学校との信頼関係の構築」です。
毎年のスケジュールに基づいた事前準備が、成功の鍵を握ります。


■採用成功のために企業がやるべき5つのこと

①求人票は広告と考える!
求人票は単なる募集要項ではなく、「企業の第一印象」を左右する採用広報の一環です。
仕事内容やキャリアパスを高校生の目線でわかりやすく表現しましょう。
また、青少年雇用促進法に基づいた「職場情報(離職率・研修制度・残業時間等)の開示も、企業の信頼性を示す重要なポイントです。

②応募前職場見学の充実が、採用成功の鍵!
職場見学は、会社の雰囲気を直接伝える大きなチャンスです。
業務体験・先輩との座談会・現場ツアーなど、体験を交えた内容が効果的です。

③学校との関係づくりを継続的に行う
高校では、進路指導の先生が企業を推薦するかどうかを判断します。
良好な関係を築くことで、毎年安定した応募につながります。

④採用後も報告義務を怠らない
採用選考後は、ハローワークへの「採用状況報告書」の提出が義務づけられています。
報告遅れや不備は、次年度以降の採用活動にも影響を与えるため、担当者はスケジュール管理を徹底しましょう。

⑤ITツールの活用で手続き負担を軽減
ハローワークの「求人者マイページ」では、求人申し込み、採用報告などがオンラインで完結できます。紙ベースの業務をデジタルに置き換えることで、効率的かつ正確な採用活動が可能になります。


■高卒採用は”採用活動”ではなく”育成投資”である
高卒採用の本質は、単なる人材補充ではなく、「自社に最適化された将来の人材を、ゼロから育成すること」です。高校生にとっても、最初に入社する企業が「働くこと」そのもののイメージを決定づけます。
採用活動の中で、職場のリアルやキャリアパスを丁寧に伝えることは、社会的責任であると同時に、企業ブランドを高める好機でもあります。


まとめ
高卒採用は、「ルールを理解し、段取りよく動く」ことで成果が見えてくる採用手法です。大卒採用とは異なり、競合他社との差別化は、事前準備と誠実な対応に大きく左右されます。ハローワークという制度を、ただの窓口と捉えるのではなく、戦略的に活用することで、将来の企業成長を担う優秀な人材との出会いを実現しましょう。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校で開催される「合同企業説明会」などのサポートを提供しております。
今後、高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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