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高校新卒採用における”新しい人物像”とは
2025/07/09採用ノウハウ


はじめに
少子高齢化と人材不足が深刻化するなか、企業にとって若手人材の確保は重要な課題となっています。
そうした中で、改めて注目されているのが高校新卒採用です。従来、大卒や専門卒を主軸とした採用活動を行ってきた企業も、柔軟性や育成余地を見込んで、高卒人材に再び目を向け始めています。
しかし、求める人材像は変化しています。今の高校生は、かつてのように真面目で指示を忠実にこあす人材だけではありません。時代に卸した、新しい評価軸が必要です。

1.「素直さ」+「主体性」が評価される時代へ
▷かつての「受け身の人材」像からの脱却
以前は、企業文化にすぐ馴染む「従順で礼儀正しい若者」が理想とされていました。
もちろんその基礎的な姿勢は今も重要ですが、それに加えて今企業が求めているのは、
自分で考え、動く力です。
▷主体的に動ける高校生の台頭
部活動でのリーダー経験、生徒会活動、ボランティアなど、「自ら計画・行動する力」を持つ高校生が増えています。学校推薦だけでなく、自ら企業に興味を持ち、情報収集し、応募する”自立型”の生徒が登場しており、採用現場ではそうした行動力が大いに評価されています。
2.チームで成果を出せる”人と関わる力”
▷社会経験が浅くても、協働力は育っている
社会に出た経験こそありませんが、高校生活での集団活動(部活、クラス運営、行事)を通じて、
「協調性」や「集団での役割認識力」を持つ学生が多くいます。特に、Z世代の高校生は、多様性を受け入れる感覚が自然に身に付いているのが特徴です。
▷「話せる」より「伝えられる」ことの重要性
面接でも、話し方のうまさ以上に、「自分の経験や考えを相手にわかりやすく伝える力」が見られます。企業側も、形式ばったやり取りよりもその人なりの言葉で話す力を評価する傾向にあります。

3.”デジタルネイティブ”としての対応力
▷日常に溶け込んだITスキル
スマートフォンやSNS、動画編集や簡単な情報ツールの活動など、Z世代の高校生は自然にデジタル環境に対応しています。これにより、業務ツールへの習熟も早く、入社初期の研修コストが抑えられる可能性があります。
▷「指導しやすさ」=「リテラシーの高さ」
業務システムの導入やDX推進が進む中、ITスキルへの苦手意識が少ないことは、将来的な戦略化のスピードを早める鍵になります。
4.”柔軟性”と”伸びしろ”を活かす育成戦略へ
▷固定観念がないからこそ、柔軟に育つ
高校生はまだ社会的な常識や業務の「型」に染まっていない分、企業の文化や方針を素直に受け入れる柔軟性を持っています。特に育成制度が整っている企業であれば、中長期的な幹部候補の育成にもつながる可能性があります。
▷「挑戦できる環境」が定着率を左右する
高校新卒者の早期離職が課題とされることもありますが、その多くは「配属後のギャップ」や「成長機会の不足」によるものです。挑戦できる仕事、相談しやすい環境、成長の実感がある仕組みを用意することが、採用後の定着と活躍に直結します。
まとめ
~高校新卒作用は未来を創る投資~
高校新卒者の採用は、「即戦力採用」ではなく「未来の戦力への先行投資」です。
企業文化や業務知識を一から吸収させ、自社の中核人材へと育てていくには、人材育成と組織設計の視点を踏まえた長期的な戦略が不可欠です。
これからの高校新卒採用では、表面的なスキルや成績よりも、成長する意欲、協働できる姿勢、環境に順応する柔軟性を重視した採用基準が求められます。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校で開催される「合同企業説明会」などのサポートを提供しております。今後、高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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