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高卒採用における「内定合否通知ルール」とは?
2025/09/24採用ノウハウ


~企業が理解すべき配慮と手続きのポイント~
高卒採用は、大卒・中途採用とは異なるルールやマナーが数多く存在します。
その中でも特に注意が必要なのが「内定・不採用通知」の出し方。単に本人へ結果を伝えれば良いと
いうわけではありません。
この記事では、企業として配慮すべきポイントを整理しながら、高校の進路指導と信頼関係を築くための通知ルールを解説します。

1.合否の連絡は「学校宛て」が基本ルール
高卒採用では、応募生徒本人への直接通知は行わず、学校(主に進路指導の先生)宛てに
文書で通知するのがルールです。これは、「一人一社制」を採用している背景もあり、
学校が選考状況を把握し、適切な進路指導を行うための仕組みでもあります。
2.通知のタイミング:7日以内が目安
文部科学省の通知などを踏まえると、合否の通知は選考後、7日以内が望ましいとされています。
遅れることで、以下のような悪影響が考えられます。
・生徒が次のステップへ進めず不安が生じる
・学校から「対応が遅い企業」と見られ、翌年以降の紹介対象から外される
はやめの対応を心がけ、遅くても10日以内には結果を知らせるようにしましょう。

3.不採用通知にも誠実さを
不採用時こそ、学校や生徒に対しての信頼形成のチャンスです。
通知を形式的に済ませるのではなく、
理由を明記したり、電話でのフォローを入れる企業も増えています。
特に進路指導の先生方は、生徒への伝え方に気をつかっており、企業側の誠実な対応が伝わることで、
長期的な信頼関係の構築につながります。
4.高卒採用の合否通知フロー
以下は、一般的な高卒採用の選考~通知までの流れをまとめたものです。
ステップ | 内容 |
---|---|
① 学校が求人票を確認 | 企業から届いた求人票を先生が確認し、生徒に紹介できるか判断する。 |
② 先生が生徒に求人紹介 | 生徒の希望や適性に合わせて、先生が企業を紹介する。 |
③ 応募書類提出(学校経由) | 応募する企業が決まったら、履歴書などを準備し、学校を通して提出する。 |
④ 面接・選考(9月以降) | 書類選考通過後、企業で面接や筆記試験などが実施される(9月以降) |
⑤ 合否判定(社内) | 面接等の選考をもとに、企業内で合否を決定する。 |
⑥ 合否通知を学校に郵送(文書または電話) | 企業が合否を文書または電話で学校に通知する。 |
⑦ 学校が生徒に結果伝達 | 学校の先生から生徒へ、合否結果が伝えられる。 |

5.よくあるトラブルと対策
トラブル事例 | 対策・改善ポイント |
---|---|
通知が2週間以上遅れてしまった | 面接後すぐに社内決裁フローを組み、最大10日以内の発送をルール化する |
不採用理由が「合わなかった」の一言 | 「業務内容の理解が浅かったため」「発言にやや消極性が見られた」など具体的に記載する |
電話連絡のみで文書を送らなかった | 電話は補足連絡とし、必ず学校宛てに正式な文書を送付する |
6.企業が意識すべき姿勢
高卒採用は、企業と学校との信頼関係の上に成り立っています。
そのため、以下のような姿勢が企業に求められます。
・合否結果は速やかかつ誠実に伝える
・不採用であっても、生徒への気づかいが伝わるような内容・方法にする
・書類や選考の進捗について、学校に都度相談・報告する
まとめ
高卒採用における合否通知は、単なる選考結果の伝達ではなく、次年度以降の採用にも影響する
「信頼構築の一環」です。ルールを正しく理解し、思いやりのある対応を心がけてることが、
企業の印象を大きく左右します。

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