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【企業も学校も動き出す!SDGsがつなぐ「学び」と「働く」未来】

2025/12/03採用ノウハウ

【企業も学校も動き出す!SDGsがつなぐ「学び」と「働く」未来】

【企業も学校も動き出す!SDGsがつなぐ「学び」と「働く」未来】

最近、ニュースやSNSで耳にする機会が増えた「SDGs(持続可能な開発目標)」。
国や自治体だけでなく、多くの企業も積極的に取り組みを始めています。
そして近年では、高校の授業にもSDGsを取り入れる動きが広がっています。

今回は、SDGsと高校生、そして企業の採用との関係について詳しく見ていきましょう。

>>SDGsとは?
私たちの世界はいま、貧困・気候変動・感染症など、これまでにないほど多くの課題に直面しています。
このままでは、人類がこの地球で安定して暮らし続けることが難しくなる――。
そんな危機感のもと、世界各国の人々が協議を重ね、課題を整理し、解決に向けた指針をまとめました。
その結果、2030年までに達成すべき目標として生まれたのが
「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)」です。

これは2015年9月、国連サミットで正式に採択され、加盟する193か国すべてが2030年までの達成を目指しています。

SDGsは以下の17の目標から構成されています。
【SDGsを構成する17の目標】
1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう

(出典:持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割|外務省)


>>高校生とSDGsの関係
それでは、なぜ高校教育の現場でSDGsが重視されているのでしょうか。
その理由は、SDGsが「世界を理解し、自分の将来を考える」ための学びになるからです。

🌱世界を見渡す力を育む
学生たちがSDGsに触れることで、地球規模の課題を理解し、これらの課題に対して自らがどのように貢献できるかを考えるきっかけになります。そして、SDGsを学ぶことで学生たちはグローバルな視点を身につけることができます。
世界各国の多様な問題に対し、自らが果たすべき役割を考えるきっかけとなるでしょう。今後の社会はますますグローバル化していきます。SDGsに関する知識を身につけ、世界規模の課題に取り組むことは、将来のグローバリゼーションの時代において不可欠な基礎教養と言えます。


🌱自分の進路を考えるきっかけになる
SDGsの目標期限である2030年は、今の高校生たちが社会人として活躍する時期と重なります。
つまり、SDGsを学ぶことは“自分がどんな社会をつくりたいか”を考える機会にもなります。
進路選択やキャリアを考える上で、SDGsは未来への羅針盤となるのです。

>>人事採用との関連が深いSDGs…
実は、SDGsは教育だけでなく企業の採用活動にも深く関係しています。
特に次の4つの目標は、人事・採用の現場と密接に関わっています。

【人事・採用との関係が深い4つの目標】
目標 3:すべての人に健康と福祉を
目標 5:ジェンダー平等を実現しよう
目標 8:働きがいも経済成長も
目標10:人や国の不平等をなくそう


🌏 目標3:すべての人に健康と福祉を

従業員が心身ともに健康で働ける環境づくりは、企業の重要な責務です。
長時間労働の是正、有給休暇の取得推進に加え、健康支援の福利厚生を導入する企業も増えています。

例:

  • 健康診断・人間ドックの費用補助
  • インフルエンザ・新型コロナワクチンの接種補助
  • 社内カウンセラーの配置
  • フィットネスクラブ費用補助 など

🧑‍🤝‍🧑 目標5:ジェンダー平等を実現しよう

性別による採用・昇進・賃金の差をなくす取り組みは、企業の信頼につながります。
また、求人票に性別や年齢制限を設けることは禁止されており、
誰もが安心して応募できる環境を整えることが求められています。

全社員が理解し行動できるよう、経営層だけでなく組織全体での取り組みが不可欠です。


👷‍♀️ 目標8:働きがいも経済成長も

社員一人ひとりが「努力が正しく評価されている」と感じられる仕組みを整えることが大切です。
公正な人事評価制度の運用や、キャリアアップにつながる教育体制の整備が、
働きがいと企業成長の両立を支えます。


🫶 目標10:人や国の不平等をなくそう

企業は、雇用形態・性別・国籍・障がいの有無などによる不平等をなくす努力を求められます。
たとえば、以下のような取り組みが挙げられます。

  • 男女平等の採用・昇進制度
  • 非正規雇用者との待遇格差の是正
  • 外国人労働者や障がい者雇用の促進

>>まとめ
SDGsとは、国連加盟193か国が2030年までに達成を目指す共通の目標であり、
その理念は企業経営や採用活動にも密接に結びついています。
特に「健康」「平等」「働きがい」「公正さ」は、企業の採用力を高める上で欠かせないテーマ。
高校教育でもSDGsが重視される今、これからの採用活動では「社会とつながる姿勢」が問われていくでしょう。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校で開催される「合同企業説明会」などのサポートを提供しております。今後、高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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