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高卒採用における保護者対策について
2025/04/09採用ノウハウ


はじめに
高卒採用の現場では、保護者の理解と納得が採用成功の大きなポイントとなります。
実際、高卒で就職した若者のうち、3年以内に離職する割合は約40%とも言われており、
働く環境や将来の安定性に対して保護者が慎重に見極めようとするのも自然な流れです。
そのため、学生本人はもちろん、保護者へも企業の魅力をきちんと伝え、
安心感を得てもらうことが、内定承諾や早期離職防止につながります。
今回は、高卒採用で欠かせない「保護者へのアプローチ」について詳しくご紹介します。
1.高校生にとって保護者の意見は大きな決め手
高校生が就職を考える際、
身近な大人の意見特に保護者の声はとても影響力が大きいです。
保護者のうち3人中2人は子どもの就職活動に
積極的に関与しており、業界の情報を伝えたり、
志望企業を一緒に探してみたりといった
具体的なアドバイスをしているという調査結果もあります。
こうした実態を踏まえると、採用活動で保護者をまったく意識しないのは難しく、
むしろ「保護者にも自社の魅力を理解してもらう」戦略が必要です。進路指導の先生や学生本人だけでなく、
保護者にも情報が伝わりやすい環境を整えることで、
志望度アップや内定承諾後のミスマッチ防止に期待が持てます。

2.保護者を味方につける重要性
保護者は求人票やSNSなどから会社や業界をイメージし、自身の経験をもとに子どもへ助言をします。しかし、就職活動や社会構造は近年大きく変化しており、保護者世代の常識だけでは判断が難しい部分もあるのが現状です。
マイナビのアンケートによると、保護者(両親)が企業を選ぶ際に重視するポイントとしては、
・「本人の能力・専門性を活かせる会社」45.2%
・「経営が安定した会社」 44.9%
が上位に挙がっています。
さらに、公務員や有名企業の場合は6割以上が賛成する一方で、設立間もないベンチャー企業を推奨する保護者は11.0%にとどまりました。
この結果から、多くの保護者が“大手・安定”というイメージを重視しがちだとわかります。一方、学生本人は「社風や人間関係の良さ」を特に意識する傾向にあります。そこで、企業としては「安定性や将来性」をしっかり示しつつ、学生が求める雰囲気や人間関係の魅力も合わせて伝え、「この会社なら安心して長く働けそう」と思ってもらうことが重要です。

3.保護者への効果的なアピールツールとは?
高卒採用の現場では、多くの企業が求人票を軸に情報を発信しますが、求人票は主に進路指導担当者や学生本人が目にすることを前提としたツールです。保護者にも自社をアピールしたい場合は、以下のような手段を検討してみましょう。
1)会社ホームページ(採用ページ)
企業情報や募集要項だけでなく、社内の雰囲気がわかる写真や社員の声、福利厚生などをわかりやすく掲載することで、保護者にも安心感を与えられます。
2)パンフレットやチラシ
「保護者様へ」のメッセージを入れるなど、ターゲットを意識した作り込みをすることで、家族内での情報共有を促す効果があります。
企業の安定性や給与面、福利厚生など、保護者が気にするポイントを具体的に記載するとより効果的です。
3)動画コンテンツ
社員インタビューや職場の雰囲気を動画で伝えると、文章や写真だけでは伝わりにくいリアルな働き方がイメージしやすくなります。学生はもちろん、保護者にも理解を深めてもらいやすい方法です。
まとめ
今回は、高卒採用における保護者対策の重要性と、その具体的なアプローチ方法をご紹介しました。保護者の視点を取り入れた情報提供やコミュニケーションを行うことで、学生本人の志望度を高めるだけでなく、早期離職のリスクを抑えることにもつながります。
また、採用情報を見直す際には、昨年の求人票やパンフレットなどを振り返り、改善点を洗い出すことも効果的です。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校での「企業説明会」などのサポートを提供しております。今後高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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