EVENT|静岡の就職支援・医療介護人材紹介会社|株式会社DANDL
COLUMNコラム/最新情報
高校生向けインターンシップの活用ポイントとは?
2025/09/03採用ノウハウ


高校生向けのインターンシップの活用ポイントとは?
少子化と人材流動性の高まりにより、企業の採用活動はかつてないほど厳しさを増しています。
特に地方の中小企業やブルーカラー職種においては、「高校新卒採用」が見直される中、
高校生向けインターンシップが採用成功のカギを握っています。
「うちにはまだ早い」「高校生はすぐ辞めてしまう」といった不安を抱える企業も少なくありません。
しかし、適切に活用すれば、企業の未来を支える戦略的な採用施策となる可能性があります。
このコラムでは、「なぜ高校生インターンなのか?」「どう始めればいいのか?」
「成功している企業は何をしているのか?」といった疑問にお答えし、導入と活用のポイントを
詳しく解説します。

1. なぜ今、「高校生向けインターンシップ」なのか?
■ 社会の変化が背景に
・高校卒業後に就職する生徒数:約18万人(※令和5年度 文科省統計)
・少子化により、企業の奪い合い状態に
・働き方やキャリア観が多様化し、高校生の「企業選び」も変化
■ 採用活動の準備期間として機能
高校生の就職活動は3年夏から始まり、9月には事実上の「内定」が出る
スピード勝負の世界です。
つまり、インターンシップのタイミング=出会いの最初で最後のチャンスでもあります。
2. インターンシップを実施することで得られる4つの効果
① 採用競争に一歩先んじる
高校生の進路決定に影響を与えるのは、「体験」と「人との接点」
他社より先に関係性を築けば、「この会社で働きたい」という気持ちを引き出せます。
② 入社後の離職率を下げられる
仕事内容や人間関係、社風などを実際に体感できることで、入社後のギャップが
小さくなります。「想像と違ったら辞めたい」といった早期離職の抑止にも。
③ 学校・地域との信頼関係が築ける
学校の先生方にとっても、安心して生徒を送り出せる企業は貴重な存在です。
受け入れ実績がある企業は毎年、優先的に紹介される可能性が高まります。
④ 社員教育や企業文化の見直しにも
高校生に説明することで、社員が自社の仕事や理念を言語化する機会になります。
結果的に職場のコミュニケーションや教育力の向上にもつながります。

3.実施するには?準備から当日までのステップ
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
STEP1 | 学校との連携開始 | 地元高校・キャリア担当の先生に相談し、目的と内容を共有 |
STEP2 | プログラム設計 | 教育的・安全的観点から、短時間・体験型の内容を構成(例:社内見学・軽作業体験・座談会など) |
STEP3 | 社内体制づくり | 受け入れ社員の研修、マニュアル整備、当日の流れを共有 |
STEP4 | インターン実施 | 生徒の緊張をほぐしながら、対話・体験中心のプログラムで運営 |
STEP5 | フィードバック&記録 | 本人・学校へフィードバックを行い、社内にも記録を残す |
4. 成功するインターンは「学び×安心×関係づくり」
✅ 学びがある:「やらせる」より「考えさせる」
難しい作業をさせる必要はありません。重要なのは、「なぜこの作業が大切なのか」
「誰の役に立っているのか」を伝えること。
✅ 安心できる:「大人が見てくれている」と感じられる場に
未成年であることを忘れず、安全・衛生面に配慮し、心理的にも安心して過ごせる
環境を整えることが前提です。
✅ 関係性が続く:「終わり」ではなく「始まり」
インターンが終わった後も、生徒や先生に企業パンフレットを渡したり、説明会や見学の案内を
送ることで関係性を継続しましょう。

5. よくある疑問とその答え
Q 「インターンシップは労働になるのでは?」
→教育目的の体験であれば問題ありません。
報酬を伴わず、学習を主目的とし、労働と区別されていれば合法です。
心配な場合は学校や自治体と相談を。
Q 「何をさせたらいいのかわからない」
→簡単な作業+説明+交流タイムが基本です。
例:部品の仕分け、接客補助、社内ツアー、先輩社員との座談会など
Q 「応募が来るか不安」
→学校・先生との関係づくりが鍵。
1度実績ができると翌年以降の参加希望者が増える傾向にあります。
6.高校生向けインターンは「地域と未来をつなぐ橋」
インターンシップの本質は、単なる採用手段ではなく、企業・学校・地域が協力して
若者を育てる仕組みにあります。
・地元に働く場があると知ってもらえる
・働くことの意味を学ぶ機会になる
・地域に誇りを持つ人材が増える
つまり、企業にとっても地域にとっても、未来への投資なのです。
~インターンは採用の入り口、未来のカギを握る~
高校生向けインターンシップは、決して「余裕のある企業だけがやるもの」ではありません。
むしろ、人材に悩む中小企業ほど、早期接点をつくることで採用の質と数が変わってきます。
「職場の空気を感じて、この会社に入りたいと思った」
「先輩社員がやさしく声をかけてくれて安心できた」
そんな声を集められる企業は、将来も地域から選ばれる存在であり続けられるでしょう。
まずはできるところから始めてみませんか?

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校で開催される「合同企業説明会」などのサポートを提供しております。
今後、高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
お気軽にご相談・お問い合わせください。
SAME CATEGORY
弊社では採用活動に役立つ最新情報を常に発信しております。
こちらから各種最新情報をご確認いただけます。