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応募前職場見学~未来の人材と出会う第一歩~

2025/08/06採用ノウハウ

応募前職場見学~未来の人材と出会う第一歩~

「見て、感じる」から始める就職活動
高校生の就職活動では、実際に企業の現場を訪れる「応募前職場見学」がとても大切な機会となっています。求人票やパンフレットだけでは伝わらない企業の雰囲気や働く人の姿を、自分の目で確かめられるからです。
この体験が、「この会社で働きたい」と思えるかどうかを左右します。つまり、職場見学は単なる見学ではなく、企業が選ばれる入口でもあるのです。

応募前職場見学って何?
就職を希望する高校3年生が応募書類を提出する前に実際の職場を見学することで、企業選びの参考とする取り組みです。職場見学を希望する生徒がいる場合、学校の先生が企業に連絡し、電話で日程調整を行い日時を決定するのが基本です。大手企業ではあらかじめ職場見学の日程が決まっていることもありますが、中小希望ではその都度、職場見学を設定している場合が多いです。

応募前職場見学・実施概要

実施期間 7月末~8月末の夏休み期間
実施時間 9:00~16:00 の間で約1時間程度
職場見学当日の対応 ・生徒の受け入れ
・学校への「生徒参加報告書」の提出(基本、押印のみ)
職場見学の内容 ・会社や仕事の説明
・オフィス見学
・先輩社員との対談 など

高校生新卒採用 スケジュール

日程 内容
6月1日~ ハローワークへ求人票の提出開始
7月1日~ 求人票情報の公開開始
7月末~8月末 応募前職場見学会の実施期間
9月5日~ 応募書類の提出・推薦開始
9月16日~ 採用選考・内定開始

ミスマッチを防ぐための重要な機会
高卒で入社した若手社員のうち、約4割が3年以内に離職しているというデータがあります。その主な原因のひとつが、「入社前のイメージと現実のギャップ」です。
応募前職場見学をしっかり行い、「思っていた会社と違った」という誤解をなくすことで、ミスマッチや早期離職を防ぐことができます。これは企業にとっても、貴重な人材を定着させるための大きなチャンスです。

成功する職場見学のポイント
1.全社での受け入れ意識を
見学を案内する担当者だけでなく、すれ違う社員の挨拶や職場の雰囲気全体が、高校生に与える印象   になります。見学の日時を社内で共有し、「今日は未来の仲間が見に来る日」と意識を持ってもらうことが大切です。

2.整理整頓と清潔感は第一印象を決める
職場の掃除や整理整頓を徹底しておくことで、「ここは気持ちよく働けそうだ」と感じてもらえます。
見られているのは仕事の内容だけではありません。

3.若手社員との交流で親近感を
年齢の近い先輩社員との座談会や質問タイムを設けると、「自分にもできそう」「この先輩みたいになりたい」と感じてもらいやすくなります。実際の経験談は、どんなパンフレットよりも説得力があります。

見学時に注意したいこと
・選考ではないことを明確に
 見学はあくまで情報提供の場です。評価や採点はしないことを伝えましょう。
・見学の有無が選考に影響しないことを徹底。
 事情により見学に来られない生徒もいます。不公平な扱いがないように注意しましょう。
・学校との連携を丁寧に
 見学の日時、内容、安全対策などについて、学校としっかり調整しておくことが大切です。

まとめ
高校生にとって、初めての社会との接点である職場見学は、将来を左右する重要な経験です。そして企業にとっても、次世代を担う若者との出会いの場。たった数時間の見学でも、その印象が人生を変えることがあるのです。だからこそ、丁寧に真摯に取り組む価値があります。
高校生も企業側も、お互いをよく知り、納得して進める就職活動の第一歩として、応募前職場見学を最大限に活用していきましょう。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校での「企業説明会」などのサポートを提供しております。今後高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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