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採用と定着に効く福利厚生教えます!

2025/11/26採用ノウハウ

採用と定着に効く福利厚生教えます!


はじめに
福利厚生は“あるかないか”ではなく、“使われて成果につながるか”が勝負です。求職者は制度の充実度から企業の姿勢を読み取り、入社後は日々の使い勝手が満足度と継続意欲を左右します。本稿では、採用力と定着率の双方に効くメニューと、導入・運用を成功させる実務ポイントをまとめました。

なぜ今、福利厚生を見直すのか?
採用の説得力が上がる
制度は「社員の生活・健康・成長をどれだけ大切にしているか」を示す具体例。“自社らしさ”が伝わる設計は、同業他社との差別化につながります。

日々の体験が良くなる
申請が簡単、いつでも見える、すぐ使える——この3点が整うだけで、満足度は大きく向上。生産性の底上げにも寄与します。

企業の信頼を高める
健康支援や生活支援を継続的に提供する姿勢は、社内外からの評価を押し上げます。結果として、離職の抑制や紹介採用の増加にも好影響が出ます。

“効く”福利厚生:代表的な福利厚生と活かし方
どんな内容の福利厚生が人気なのか、詳しく紹介していきます!

1) 住宅手当・家賃補助 🏠
狙い:生活の基盤を支え、若手・遠方採用のハードルを下げる。
設計のコツ:対象地域、上限額、同居有無などの適用基準を明文化
      年度更新で見直すルールを併記し、恣意性を排除。

2) 財形貯蓄・資産形成サポート 💰
狙い:将来不安を和らげ、計画的な貯蓄を後押し。
設計のコツ:目的別(一般/住宅/年金)を会社で案内。開始の心理的ハードルを下げるため、給与天引きとスマホでの残高確認を用意。

3) 食事・栄養支援 🍙
狙い:健康と家計を同時にサポート。
設計のコツ:IC・アプリ連携で申請レスに近づける。栄養表示やヘルスケア施策と連動させ、単なる補助で終わらせない。

4) 余暇・家族向け優待 🎡
狙い:リフレッシュと家族満足を可視化し、会社への信頼を高める。
設計のコツ:繁忙期にも使える枠、地域バランス、家族同伴OKを明記。利用実績に応じて提携先を入替・最適化

5) 団体保険(生命・医療等) 🌱
狙い:予防・早期発見で健康寿命と稼働を守る。
設計のコツ:年代・職種に応じた推奨コースを提示。受診後のフォロー面談(生活改善・二次受診)までをパッケージ化。

6) 交流・学習の支援(懇親補助/研修費補助) ✈️📚
狙い:関係性の質とスキルの底上げで働きやすさを強化。
設計のコツ任意参加少人数可オンライン可を明記。学習は個人の関心に沿うテーマまで対象を広げると、利用が定着。

失敗しない導入・運用の型

  1. ニーズ把握から始める
    職種・年代別のミニサーベイ、内定者/若手のヒアリングで「本当に使うもの」を抽出。フリーテキスト欄を必ず設け、隠れニーズを拾います。
  2. 小さく試してから広げる
    いきなり全社展開せず、パイロット導入→効果検証→改善の順で。利用率・満足度・1人当たりコストをKPI化。
  3. “使い方”をデザインする
    申請の手順は3ステップ以内、社内ポータルに検索可能な制度辞典、入社時と半期ごとのリマインドをルーティン化。使われなければ存在しないのと同じです。
  4. 効果を測る指標を固定する
    • 採用:内定承諾理由の自由記述における制度言及率
    • 定着:1年以内離職率との相関、エンゲージメント指標(例:eNPS)
    • 利用:制度ごとの利用率/再利用率/部門間の差
      四半期に1度レビューし、改善と廃止の意思決定を行います。
  5. “入替える勇気”を持つ
    低利用の制度は理由を分析し、改善か撤退かを判断。メリハリのあるポートフォリオに更新し続けることで、全体の存在感が増します。

まとめ
いかがだったでしょうか。福利厚生はカタログの充実度ではなく、社員の生活・健康・成長へどれだけ効かせられるかが必要となります。住宅・資産形成・食事・余暇・健診・保険・学習/交流といった王道メニューも、ニーズ起点の設計、簡単な手続き、そして効果測定の仕組みがそろって初めて“採用と定着に効く制度”になります。まずは現状の利用実態を見える化し、小さく試しながらアップデートしていきましょう。

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