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高卒採用の面談時に役立つ質問例

2024/07/24採用ノウハウ

高卒採用の面談時に役立つ質問例

はじめに
面接は直接応募者と会話ができる貴重な時間となります。優秀な人材を選定するためには、様々な質問を通じてたくさんの情報を引き出したいところですが、高卒採用では応募者に対する質問に複数の禁止事項があります。禁止事項に触れる質問をすると、ハローワークから指導を受けることもありますので、高卒採用のルールに抵触しない役に立つ質問例をいくつかご紹介します。

面談時にしてはいけない質問
就職差別を防ぎ公平な選考が行われるために厚生労働省が定めている質問事項があります。この規定に抵触すると、ハローワークから指導が入ったり会社の信用を失うことになり、次年度以降の採用に大きな影響を及ぼしますので注意しましょう。

※以下の11項目が禁じられている質問事項

①本籍地や出生地に関すること
②家族に関すること
➂住宅状況に関すること
④生活環境・家庭環境などに関すること
⑤宗教に関すること
⑥支持政党に関すること
➆人生観・生活信条に関すること
⑧尊敬する人物に関すること
⑨思想に関すること
⑩労働組合に関する情報・学生運動など社会活動に関すること
⑪購読新聞・雑誌・愛読書に関すること

特に⑪に関してですが、中途採用や大卒採用の面接の中でも「最近、どんな本を読みましたか?」と質問する方も多いのではないでしょうか。普段からなにかを学ぼうとしているのか、本を読む習慣があるのかなどと気になる項目かもしれませんが、その回答によって採否を決定することを意図せずとも「思想・信条の自由」を侵害してしまう可能性があるためNGとなっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


面接でおすすめの質問はこれ!
禁止事項が思っていたよりも多く「一体何を質問したら良いのか?」と疑問に思った採用面接官の方もいるかもしれません。それでは規定に触れることを防ぎながら、学生の適正や能力を確かめることのできる質問をまとめましたのでぜひご参照ください!

①弊社を志望した理由を教えてください。
→志望動機は基本の質問で、面談者の自社に対する考えや意欲、熱意などを判断することができます。

②簡単に自己紹介をお願いします。
→自己分析ができているかどうかやコミュニケーション能力を測る指標にもなります。
 答える人によって特色が出てその人の魅力や個性といった情報を収集できます。

➂どんな仕事をしてみたいですか?

→適性や目標を伺うことで採用後の配属先を決定する際の参考にもなります。

④実際に社内を見学してみてどうでしたか?(応募前職場見学へ参加の場合のみ)
→応募前職場見学へ参加していた面談者であれば、職場見学の際に感じたことを言葉で説明するスキルがあるかどうかを判断することができます。また参加者の率直な感想を聞くことで今後の採用活動をよりよくするための発見につながるかもしれません。

⑤ご自分の長所または短所を教えてください。
→面談者の自己分析力を判断したり、自身の思う長所を業務でどのように活かせるかを判断でき、また短所を伺うことで課題解決に対する姿勢を判断する材料となります。

⑥高校生活で一番の思い出は何ですか?

→どのようなことを大切にして過ごしてきたのかという事や、人との関わり方などが垣間見える質問です。

⑧あなたの理想とする社会人像を教えてください。

→どのような社会人になりたいと考えているのか、自らの将来をしっかりと考えているのかについて、その可能性、その実現に対する具体性を図ることが出来ます。

⑨何か質問はありますか?

→面談者が抱える疑問や不安を解消することや自社に対しての興味の度合いや理解度、臨機応変さなど、様々な点を観察することができる質問です。

まとめ
今回は高卒採用の面談時に役立つ質問例について紹介しました。
高卒採用は厳しい制限がありますが、採否の判断に有効な質問が意外とあります。これらの質問を組み合わせることで自社が求める人材をしっかりと見極めることができます。今回ご紹介した質問例を参考にして、企業、生徒、学校が安心できる採用・就職活動に役立ててください。

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