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【後編】高卒採用を攻略する!戦略の立て方

2023/10/25

【後編】高卒採用を攻略する!戦略の立て方

必要な人材が集まらない・入社後すぐ退職してしまうなど、採用がうまくいかないことはありませんか?採用活動を成功に導くには、過去の失敗と成功から学ぶことが大切です。
前編に引き続き、さらに詳しく戦略の立て方について紹介していきます!


自社のアピールポイントを整理しましょう
生徒に自社の魅力を伝え、応募者を集めるには、自社の特徴をはっきり示すことが大切です。
3C分析やSWOT分析といった方法を使って、自社の魅力を整理し分かりやすくアピールしましょう。
以下で詳しく説明していきます。


3C分析とは…
3C分析とは、3つのCを分析することで、自社の強みや弱みを見つけ出す方法です。Cは以下の3つです。

・Costomers(市場・顧客)
・Competitors(競合他社)
・Company(自社)


それでは具体的な3C分析方法について説明します。

1.市場・顧客の分析
まずは市場・顧客の状況を分析する必要があります。
採用活動の場合は、採用市場と採用ターゲットのニーズを分析しましょう。
分析ポイントは以下の3つです。

・現在の採用市場の求職者数
・求職者が企業を選ぶ基準
・転職や離職する理由


どのような層が企業に何を求めているのか、
転職や離職の理由を明確に分析して、ターゲットを絞り込みます。

2 競合他社の分析
次は競合他社の分析です。具体的に応募者が他のどんな企業に応募したのかをリスト化して、それぞれの企業がどういった点で競合しているのかを見ていきましょう。
リストをもとに、採用で競合している企業の分析を行います。
業界や募集職種だけでなく、他企業が魅力的と思われるポイントを様々な視点で分析します。
例えば、企業の印象や魅力・採用ページやプレスリリースで強調されているキーワードなどをチェックしてそれぞれの企業の特徴を把握します。
しかし面接時には「御社にのみ応募しています」と答えることが多いため、他企業の情報を集めるのは難しい場合もあります。回答数が集まらない場合は、新入社員を中心に社内でアンケートを実施する方法もあります。

3 自社の分析
他社との差別化を図るためには、内的要因となる自社の分析も必要です。
競合他社の分析と同じように、応募者目線で自社を多角的に見直してみましょう。
見るべき箇所は、求人原稿や採用サイト・コーポレートサイトなどです。
それぞれの印象や魅力、よく使用しているキーワードやフレーズについて応募者目線で分析します。採用競合と自社の分析結果を比較した上で、他社にはない自社の魅力を明確化します。
自社の魅力を明確化することで、他社との差別化が図られ効果的なアピール材料としてさまざまな場面で活用できます。

4 分析結果を社内共有する
最後は分析結果を社内で共有します。
採用活動においては、3つそれぞれを単独で活用するのではなく、各分析結果に関係性をもたせて総合的に判断することが重要です。より多くの分析を行うには、採用担当者だけでは不十分なので社内の関係者にも共有して、多くの視点から気付きを得ることが大切です。

3C分析を採用活動に利用するメリット

・外部の力を借りなくても、社内の採用担当者だけで導入することが可能。
 3C分析はシンプルなフレームワークのため、とりあえず試してみようという気持ちでとり
 かかることができます。

・3C分析をうまく活用することで、採用活動全体の生産性や効果性を高めることができます。
 アウトソーシングやツール、外部のコンサルタント等にコストや時間をかけずに欲しい人材
 を獲得できる可能性があるのです。


・SWOT分析とは…
SWOT分析とは、下記の言葉の頭文字をとった言葉です。

・Strength 強み
・Weakness 弱み
・Opportunity 機会
・Threat 脅威


目標を達成するために意思決定が必要な際に用いられるフレームワークの一つとして、企業は戦略の立案や実行、自社のビジネス機会の発見に活かすことができます。
自社の内部環境要因と外部環境要因について、好ましい側面好ましくない側面から整理していきましょう。具体的には下記の4つに分析します。


1 好ましい内部環境要因 
<強み・優位性>
 ・優れた人材とリーダシップ
 ・効率的なプロセスとシステム
 ・強力なブランドイメージや地名
  など・・

2 好ましくない内部環境要因
<弱み・課題>
 ・組織内のコミュニケーション不足
 ・時間やリソースの制約
 ・陳腐化した技術や過時のシステム
  など・・
3 好ましい外部環境要因
<機会・チャンス>
 ・市場の成長や拡大
 ・新しい技術や市場トレンドの活用
 ・有利な法的規制や政治的状況
  など・・
4 好ましくない外部環境要因
<脅威・リスク>
 ・激しい競争状況
 ・経済の不安定さや変動
 ・変化する法的規制や政治的リスク
  など・・
これらの要因を整理することで、企業は内外の環境をより明確に把握し、適切な戦略立案やリスク管理を行う基盤とすることができます。


クロスSWOT使って自社のアピールポイントを整理する!
SWOT分析に基づいて、自社のアピールポイントや戦略を見つけるために、内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を掛け合わせて具体的な戦略を導き出していきましょう。
ここでは「クロスSWOT分析」を用います。

・強み×機会=自社の強みと機会を最大限に発揮する
・強み×脅威=強みを活かして、脅威において差別化を図る
・弱み×機会=弱みを克服して機会を活かす
・弱み×脅威=弱みと脅威による最悪な結果を回避する


特に押さえておきたいのは 強み×機会 と 強み×脅威 です。
強み×機会によって、求めるターゲットに対して自社の競争優位性を訴求できます。
また 強み × 脅威 では、競合や市場における脅威を逆手に取り、強みとなる差別化ポイントを抽出することが可能です。


フォロー体制を整えましょう
内定者の辞退や早期辞職を防ぐために、応募者や新人への支援体制を整えましょう。
就職に関する疑問や不安を解消し、入社後のイメージを伝えることがオススメです。
入社後の人材育成も重要になります。社内イベントや研修を通じて新人をサポートし、馴染みやすい環境作りを目指しましょう。
内定後のフォローアップについては別のページで紹介しています!
ご興味ある方はこちらからご覧くださいませ。



まとめ
いかがだったでしょうか。
高卒採用戦略について前編・後編と2部構成で紹介いたしました。
良い採用戦略をつくるには、自社の特徴をよく知り、求める人材の具体的なイメージを描くことが大切です。新入社員のサポート体制も整え、将来の計画も考えましょう。
さらに採用サポートサービスを利用すれば、採用活動がスムーズに進みます。
自社に合ったサービスを活用していくと採用活動の手助けになるかもしれません。

株式会社DANDLでは、高校生向けの企業紹介誌「COURSE」の発刊や、高校で開催される「合同企業説明会」などのサポートを提供しております。今後、高校生の新卒採用を検討されている企業様や、求人募集は行っているものの採用に繋がっていない企業様のお手伝いをさせていただければ幸いです。
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